腰椎椎間板ヘルニアとのお付き合い①
2020年10月 その日は突然やって来ました。
いつも通り、妻は夕ご飯作り、私は洗い物を分担で行っていました。最後のお皿を洗い終えた後、右足に違和感を感じました。
「ピリピリピリピリ」
右足全体に感じたことのない、鈍い痛みが走りました。最初はただの筋肉痛だと思い、様子をみていましたが、時間が経つにつれて痛みが倍増していきます。
「これ、ヤバイやつだ」
布団に入る頃には、我慢できない痛みになり、痛みの少ない姿勢探し続けて8時間、激痛で一睡もできないまま朝を迎えました。
なぜか、朝を迎えると痛みが和らぎ、
「夢であってくれ」
そう思いながら、いつも通り
2階から階段を下りる→トイレに行く→顔を洗う
朝のルーティンを行いました。
「夢じゃなかった」
痛みやしびれの影響で、同じ動作を行うのに2倍以上の時間がかかり、その日は大事をとって仕事を休みました。家では休み休み家事のお手伝い。「身体を動かした方が早く良くなる」と、どこかの本で読んだので実践しました。
そして、ピークは2日目の夜にやって来ました。
布団に入ると、あまりの激痛で同じ体勢でいられません。股を広げたり、膝と膝をくっくけたり、うつ伏せ、あお向けを繰り返し、夜中の3時に我慢の限界に達しました。
救急車を呼ぼうとスマホを握りしめ、足を引きずりながらこっそり1階へ降りました(0歳児を起こしたくなかった)。一度ソファーで横になると、偶然痛みの少ない体勢(股を思い切り広げる)を発見。
「これなら寝れる」
まさに地獄から天国に這い上がるように、その体勢をキープしながら、気絶するように眠りに落ちました。